奈良市の子ども園や保育園・幼稚園の先生方の研修会で、児童発達支援の取り組みを紹介しました。

はればれに通っている子どもたちが在籍する園を訪ねると、はればれに通ってくれている子どもたちのほかにも他の事業所に通っているお子さんがいたりします。

しかし、園の先生方に子どもたちの活動の様子を見てもらうことは、忙しくされているので難しいです。

そこで、奈良市の公立園の先生方に療育のではどのようなことをしているのかを知ってもらうために、お話をさせていただきました。

はればれの療育は、小集団で行っています。

言語聴覚士や作業療法士が在籍する事業所では、個別の療育が主になっています。

集団への参加に心配な面があるお子さんの場合、小集団の中で自分の気持ちを理解したり、人とのかかわり方を練習したりすることが必要だと考えています。

安心感がもてる小集団の中で、スモールステップで自分のスキルを高め、園などの大きな集団につなげることで、子どもたちは、園でも集団参加ができるようになっていきます。

 

小集団の療育の良さは、社会情動的スキルが育つことです。

集団参加が難しいお子さんでも、自己有用感を育てることで、自信を持ち、集団参加ができるようになったエピソードなども交え、1時間半お話をさせていただきました。

園の先生方に療育の現場での取り組みを紹介することができ、嬉しく思いました。