分かってはいるのですが、どうしてもくらべてしまいます

あるお母さんとのお話です

ことばの遅れがあり、早くからお子さんに療育を受けさせてこられました。

お母さん、忙しい中、時間を作ってお子さんに関わってこられています。

おかげで、この1年間のお子さんののびは素晴らしいです。

「かずも、二つまでは分かるのですが、三つとなるとまだ分かっていないみたいです。どう教えてあげたらいいのか分からなくて・・。」

とお母さん。

「何かを教えようとすると、お子さんいやがりませんか?」

とたずねると

「そうなんですよ。・・・・」

 

発達の面で心配なところがあると、周りのお子さんと比べて、我が子のまだできていないところを伸ばしてやろうとします。

ところが、子どもに関わる大人の方が、子どものまだで期待ないところを教えようとすると、子どもの方はいやがったりすることがよくあります。

結局、親子ともにイヤな思いになってしまって、終わってします。

これを繰り返すと、次第に子どもに中に苦手意識を作ってしまうことになりす。

 

はじめにも書きましたが、

このお子さん、人とも関わることができるようになったり、ことばで伝えることもずいぶんできるようになっています。

このようなことを、お母さんに話すと

「周りの子と比べるのはいけないとは分かっているのですが・・・。」

お母さんとお話ししているうちに、また、お子さん成長ぶりに気づいてもらえることができました。

 

お子さんのことが心配だからこそ、いろいろ考えておられるのですが、子どもが苦手意識を持つと逆効果になります。お話ができてよかったなと思いました。


はればれでは、療育を通して子どもの発達を支援するだけでなく、親御さんの子育てをサポートします。
児童発達支援 放課後等デイサービス はればれ 阪本敏夫
奈良市菅原町377-4