はればれの午前の療育は、親子でリトミックを行います。親子で療育を行うのは、幼児期に大切な力を育てるためなのです。

幼児期の子どもたちにどの様な力を育ててあげることが大事なのか

これまでのいろいろな研究をもとにして正しい関わり方をすることが

とっても大切だと思っています。

 

自分の子どもが幼児期だった頃、今から30年近く前ですが

その頃は早期教育がもてはやされ、幼児教育のためのいろいろな教室が増えていました。

周りの子より早くひらがなが読めるようになったとか、

数を数えることができるようになったとか

やればやるだけ覚えてくれるので、親としても嬉しいでした。

 

でも、最近の研究では幼児期に文字が読めるとか数が数えられるかということより

子どもたちが生涯を通じて自分の力でどんどん学習していくための力を

幼児期に育ててあげることが大切であるということが分かってきました。

 

その力を、非認知能力と言います。

 

非認知能力とは、あきらめないとか、やるきがあるとか、周りの人とうまく関われるなどテストの点では表せない力のことを言います。

 

2015年に「学力の経済学」という本が出版され幼児期の非認知能力の大切さが広く知られるようになりました。

 

2017年には、「私たちは子どもに何ができるのか」という本が出版され、どのように非認知能力を育てるのかが具体的に紹介されました。

その中に、学習のための積み木というものが紹介されています。

この研究に参加していた子どもたちはもう30歳を超えているそうですが

30年以上たった今、攻撃性も少なく自制する心を持ち学習もよくできるようになっている人たちは3歳までにアタッチメント(愛着)を育むことができた子どもたちだったそうです。

 

はればれの、午前の療育ではリトミックを通して親子で一緒に楽しみながら、子どもたちに人と関わることの楽しさを育てたいと考えています。

お子さんの生涯の礎になる大切な時期だからこそ、親御さんといっしょに子どもたちを育てていけたらと思っています。


はればれでは、療育を通して子どもの発達を支援するだけでなく、親御さんの子育てをサポートします。
児童発達支援 放課後等デイサービス はればれ 阪本敏夫
奈良市菅原町377-4