おうちの人もいっしょに活動する参観日で、突然お母さんをたたき出しました

前にこんなことがありました。

年度末になり、クラスも離ればなれになるかもしれないので

最後の参観日は、親子の活動でした。

 

その日は、親子で楽しめるようにと、いろいろなゲームを行いました。

ところが、花子さんのお母さんはその日にどうしても病院に行かないといけない日でした。

お母さんは、「今日はどうしてもダメなので、先生よろしくお願いします。」と先生にお願いし、病院に行かれました。

 

さて、活動の中では先生が親の代わりになって楽しく過ごしているようでした。

お母さんは、病院が少し混んでいたので参観が終わってから帰ってこられました。

 

すると、花子さん、お母さんをたたきながら泣き出してしまいました。

普段から、自分の感情をストレートに表現することで、どう接してあげたらよいか悩んでおられたお母さん

「これは、良い花子ちゃんですか、悪い花子ちゃんですか?」とたずねられ、子どもに自分の行動を気づいてもらおうとされていました。

 

花子ちゃんの本当はどんな気持ちでこのような行動をしたのでしょう。

「お母さんがいなくて、さみしかったね。よく頑張ってましたよ。」と言ってあげると

お母さんも

「ごめんね、寂しい思いをさせたね。」とお母さん。

すると、自分の気持ちを分かってもらえた安心感から、お母さんの胸でいっぱい泣きました。

お母さんは、花子ちゃんをぎゅっと抱きしめてあげました。

子どもが、心配な行動をしたときに、子どもの気持ちを想像して、分かってあげるように関わってあげると、子どもの気持ちが落ち着くことがよくあります。

 

私たち大人の気持ちのゆとりがあると、このような対応ができるようになります。


はればれでは、療育を通して子どもの発達を支援するだけでなく、親御さんの子育てをサポートします。
児童発達支援 放課後等デイサービス はればれ 阪本敏夫
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