私立の幼稚園や子ども園の先生方に、子どもを理解するための視点についてお話をさせていただきました。
6月19日、登美ヶ丘カトリック幼稚園で、私立の幼稚園や子ども園の先生方を対象に子ども理解についてお話をしました。
子ども達が園でうまく過ごすことができないのには様々な理由があります。
話を聞けない、すぐに動いてしまう、力加減が難しい、周りの子とうまく関わることができない等、子ども達の気になる行動を理解するためには、なぜそのような行動が起こるのか理由を考えることが大切です。
例えば「話を聞かないといけないときに離席してしまう」と言う行動が見られた時に
・身体を動かしたいという欲求が強いため
・感覚が過敏なため、みんなの中で座っていられないため
・ことばの理解がうまくできないので、座っていられないため
・場面の切り替えができないため
など、いろいろな理由が考えられます。
その理由によって、支援の仕方が変わります。
子どもの気になる行動に対してよりよい支援を考えるとき、どうしてそのような行動をしてしまうのかを考えることが大切です。
・感覚の視点
・記憶の視点
・コミュニケーションの視点
・興味・理解の視点
・集中力・思考の偏りの視点
の5つの視点についてお話をさせて頂きました。
自分達の園でより良い支援を行いたいと考えている先生方ばかり集まっておられましたので、熱心に聞いていただきました。